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kazuma.
海青が出ていって最初に口を開いたのは陣さんやった。
陣「カレンの話ってなんなん?」
力矢「俺らも知らないこと?」
樹「はい、カレンの家族のことです」
陣「翔平と海青は知ってるんか?」
翔平「はい。俺は樹と同じタイミングでカレンから聞いて、海青はデビューしてすぐですかね。」
樹「元々カレンは誰にも言うつもりなかったから俺らもずっと黙ってるつもりでした」
俺が知らないカレンを樹が知ってる。
そして今回は翔平と海青まで知ってる。
俺はまだ知らないことが多すぎる。
いつになったら樹を越えることが出来るんだろう。
昂秀「そういえばカレンさんの家族の話ってあんま聞いたことないかも」
瑠唯「でもライブの時は地方含めてたくさん見にきてくれてるよね?」
力矢「普通に娘ラブなお母さんって感じだけど」
山彰「お父さんは1回ぐらいしか見たことないっけ?」
カレンにはちゃんと両親がいる。
パイロットをしてるとお父さんとバレエ教室のオーナー兼先生をしてるお母さん。
兄弟はいなくて一人っ子。
普通に仲良しな家族。
よーく考えればメンバーみんなそれぐらいしか知らない。
樹と翔平は顔を見合わせた。
翔平「小動物って懐くと甘えるっていうけど、カレンが誰かに甘えてるところって見たことありますか?」
北人「そういえばないかも…」
翔平「本当のカレンは甘えたくて仕方ない人間なんですよ。その気持ちを押し殺してるのはカレン。その殻を破ったのは樹。付き合ってたとかそんなことよりも二人はもっと特別な関係だったんですよ。」
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作者名:LALA | 作成日時:2022年9月25日 14時