Only One Girl 2 (ページ35)

今日:43 hit、昨日:51 hit、合計:180,155 hit

＊ページ35

.

「なんで？」

樹「俺より好きか試してるだけ」

「なんのこと？」

樹「カレンは分かんなくていいよ」

「意味分かんない。あんだけみんなには言わないって言ったのはいっちゃんじゃん。」

樹「気持ちが変わった。あとは遠慮してたら俺また本気でいくからねっていうことを伝えようかと思って。」

「誰に？」

樹「さぁ？そのうち分かるんじゃない？」

微妙な雰囲気になったけど、陣さんの“とりあえず今日はもう終わりやで！”という声で明るくなった。

帰る準備をしてると、隣にいっちゃんがきた。

「なに」

樹「怒ってる？」

「怒ってはない。驚いてるだけ。」

樹「さっき言ったことは嘘じゃないから。カレンも素直にならないとダメだよ。」

「私は別に…」

樹「女の子は素直な方が可愛いよ～」

そう言っていっちゃんは翔平と一緒に帰って行った。

一人悩んでいると今度は陸さんが声をかけてきた。

陸「ご飯行こっか」

「はい」

いつも悩んでる時、一番に声をかけてくれるのは陸さん。

今日も陸さんのお悩み相談室が開かれる。

.