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kenta.
あの時、俺がカレンを守れなかったから。
ずっとそう思ってた。
「健太さんの言うことも分かります。私、いつもちゃんと断ってます。でも、さっきの人、ちょっとしつこくて嫌だって少し怒鳴っちゃったら豹変したんです…」
壱馬「確かにさっきの奴めっちゃ上から目線やったわ」
「初めは優しかったのに急に態度変わって腕も掴まれてそれが凄く怖くてっ…さっきもちゃんと嫌だって言ったのにっ…」
慎「また腕掴まれたわけですね…」
そうとは知らず俺はさっきカレンに酷いことを言った。
ストーカーの件があって、当たり前のことも一度怖い思いすると敏感になって出来なくなること俺たちはよく知ってる。
それなのに俺は強めな口調でカレンに注意をしてしまった。
健太「本当にごめん。カレンだってちゃんと相手に伝えてたのに俺が何もしてないって勘違いして。」
「ううん、いいんです、こればかりは仕方ないことなんで…」
俺はもう一度謝ってカレンの赤くなった腕をそっと撫でた。
山彰「で、力矢さんどうします?」
陣「きっとこれからも同じようなことあるから何か対策考えた方がええんちゃいます?」
力矢「んー、でも相手がカレン一人の時でも声かけない方法とか難しくない?」
翔吾「……いっそのこと俺たちからガセネタ流しちゃうっていう方法もありますけど」
RMPG「「「ガセネタ…?」」」
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作者名:LALA | 作成日時:2022年9月21日 22時