Only One Girl 2 (ページ26)

今日:36 hit、昨日:87 hit、合計:180,038 hit

＊ページ26

.

makoto.

慎「…なんすか、これ」

壱馬「はっ！？」

俺の少し後ろにいたカレンさんはずっと手首ら辺を押さえていた。

初めは掴まれたから気になってるだけかなーと思った。

でも一瞬カレンさんは自分の腕を見て顔が強ばった。

俺はその一瞬を見逃さなかった。

案の定、腕を見てみたらうっすらと赤くなっていた。

「す、すぐ治るからっ」

慎「こんな痕がつくほど強く掴まれたんですか？」

「……」

俺はカレンさんの手をひいて楽屋に戻った。

慎「海青さん、カレンさんの手当てしてあげてください」

海青「手当て？ええけど…」

海青さんだけじゃなく他のメンバーもどういうこと？って顔をしてる。

そして少し赤くなった腕を見て驚いていた。

何があったかは壱馬さんが説明してくれた。

健太「カレン、ごめん、さっきは言い過ぎた」

「大丈夫です、壱馬さんたちから聞きましたから…健太さんは何も悪くないです、自分を責めないでください。」

以前、カレンさんがストーカーに遭った時、帰り道にカレンさんと会ったのは健太さん。

あの時に犯人を捕まえれてたらカレンさんは怖い思いをしないですんだ。

カレンさんが怖い思いをしたのは自分のせいだと思ってる健太さん。

だから健太さんはあれ以来カレンさんに近付く男に敏感になってた。

.