Only One Girl 2

指切り ページ20

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樹「ウサギのくせに生意気な」

「ウサギ関係ないし」

樹「はっ？」

「す、すいません…」







いっちゃんたちが帰ってきたのはいいけど、速攻いっちゃんに怒られた。







樹「慣れてるって言ってたけど他にはどんなことされてたの？」

「だいたいは悪口だよ。リナちゃんが酷かっただけ。」

樹「本当？」

「本当です」

陣「すまんな、俺が誘ったばかりに…」

「気にしないでください！」

力矢「昔言ってた、コソコソ言うことしかできない子って彼女のこと？」

「まぁ主には。他にもいますけどね。」

樹「紅一点だからたぶんこれからもこういうのとはあると思う。だからこういうこともすぐ報告すること。分かった？」

「分かった」

樹「本当に分かってる？また痣作ったら怒るよ？」

北人「痣？」

壱馬「どういうこと？」







驚かない他のメンバーは知ってる様子。

お店での出来事を知らない壱馬さんと北人さんにまこっちゃんが話す。

すると今度は壱馬さんが怒り出した。







壱馬「アホなん？」

「アホじゃないですから！」

壱馬「昔のことなのは分かるけど、そん時にちゃんと樹たちに話せよ」

「さっき壱馬さん“もう怒らない！”って言ったじゃないですか！」

壱馬「さっきはさっき、今は今」

「なっ、」

壱馬「ほんま心配やねん…もうそんな痣なんか作らんといてや…」

「壱馬さん…」

壱馬「メンバーの誰でもええからこれからはちゃんと話すこと。約束出来る？」

「はい」

壱馬「ほな、指だせ」







そして突然始まった指切り。







壱馬「嘘ついたら激辛食べさせる、指切った」

「む、無理です！辛いの絶対無理ですっ！」

壱馬「もう指切ったからあかんで」





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