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riku.
陸「ちょっと触らないでもらっていいですか」
「り、陸さんっ、」
この男は夕方カレンと一緒にいた男。
今コイツはカレンの腕を掴んでいた。
そして俺が感じた違和感はカレンの顔。
どう見ても困った顔をしていた。
翔吾「もう!陸さん急に走ってどうしたんっすか!?」
陸「翔吾、カレンみてて」
翔吾「えっ?」
陸「いいから」
翔吾「あっ、はい。カレン、こっちおいで?」
「はい…」
俺の声のトーンと表情を見て何かを察した翔吾は自分の後ろにカレンを隠した。
陸「撮影は終わってます。仕事のことならマネージャーを通してください。プライベートなことなら全てお断りします。」
『何を言ってるんですか?僕はただ彼女の肩にゴミがついてたからそれをとってあげてただけですよ?』
陸「ゴミを取るだけなのに腕を掴む必要がありますか?……失礼ですけど、撮影中にカレンに何かしたりしてませんよね?」
『本当に失礼だ、僕は何もしてない。』
陸「……カレン、本当に?何もなかった?」
「えっと、」
すぐ否定をしないってことは“何かあった”ってこと。
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作者名:LALA | 作成日時:2022年9月21日 22時