* ページ11
.
kazuma.
午前中撮影があったカレンがスタジオに来たのは昼過ぎ。
入ってきた時から感じた違和感はカレンに話しかけた時に分かった。
壱馬「もしかして風邪ひいてる?」
「あれ、なんで分かったんですか?」
壱馬「なんか雰囲気?大丈夫なん?」
「熱もないし大丈夫です!今日終わったらお家で安静にしてます!」
そう言われても心配やなーと思いながらリハは始まった。
たまにカレンの様子を見るけどやっぱりどこか辛そうに見えた。
そして通しリハが終わった瞬間、事件が起きた。
龍「わっ!」
昂秀「カレンさんっ!?」
陸「えっ!?なに!?」
カレンが倒れた。
すぐ隣にいた龍が支えてくれたからケガとかはなさそうやけど、みんな一斉にカレンにかけよる。
壱馬「ほら、無理するから」
「あは、ごめんなさい、力入んない…」
北人「えっ、カレンどうしたの?」
壱馬「風邪ひいてるんやと」
「あと、寝不足です…」
原因はモデルの仕事を詰めすぎ。
無理しないってマネージャーとも約束したのにその約束を破ったのはカレン。
こっぴどくリーダーとマネージャーに怒られた。
龍「立てます?」
「お腹空いて力も入らない…」
陣「アホや…」
この日以降、俺らがカレンが空腹になって倒れないように餌付けをするようになったのは言うまでもない。
.
355人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:LALA | 作成日時:2022年9月21日 22時