現実となる ページ37
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kazuma.
浮気騒動から早1週間。
あの女にも釘を刺し平穏な日常に戻った。
慎「にしても、現実になっちゃいましたね」
壱馬「えっ？なにが？」
慎「去年、STALI HOMIESで言ったこと」
壱馬「なんか言うたっけ？」
家に遊びに来た慎。
カレンは夜ご飯の準備をしてくれてて、俺と慎はソファーに座ってテレビを見ながら待ってた。
そんな時に慎が言うた。
慎「ほら、俺がカレンさんにビンタされたことあるかって聞いたじゃないですか」
壱馬「あー、あったな」
慎「壱馬さんなんて言ったか覚えてますか？」
壱馬「ビンタされることがあったとしたら俺がマジで超最低なクズ野郎でなんかやらかした」
慎「正解です」
壱馬「逆によう慎も覚えとったな」
慎「面白いネタは覚えておく主義なんで」
壱馬「なんやねん、それ(笑)」
慎「一生ビンタされることないと思ってたけどされちゃいましたね」
壱馬「せやなー」
慎「あの時の心境は？」
あん時はほんまに意味分からんかったからイラついてるのが大きかった。
慎「痛かったですか？結構パチーン！って言ってましたけど。」
壱馬「そりゃあ、叩かれたら痛いやろ」
慎「ですよねー」
壱馬「でも、実際たぶんそんな力強くなかってん。音はおっきかったけど力はそんなに。実際あんときも叩かれたとこよりもなんていうか心のが痛かったわ。」
慎「なるほど」
壱馬「二度とあんなことさせへんし、二度とあんな顔にさせたくないって思ったわ」
慎「それは俺も同じですよ」
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作者名：LALA
| 作成日時：2023年2月15日 21時
