Only One Girl 10 (ページ36)

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kazuma.

壱馬「なんであんなことしたん？」

『楽しいじゃないですか』

壱馬「はっ？」

『幸せだと思ったら急に地獄に落とされる。あの困ったなんともいえない顔を見るのが楽しいから。で、最終的に別れたらもう最高過ぎて笑っちゃう。』

山彰「お前頭おかしいんちゃう？」

『なんとでもどうぞ。これは私の趣味なんで。趣味でお金稼いでるだけ。趣味に口出さないでもらえます？』

山彰「はっ？まさかネタ売ってんの？」

『だったら何？ガセでも話題性があると高く買い取ってくれるから最高の趣味よね。』

壱馬「ほんま性格悪いな」

この女に何を言っても無駄だというのが分かった。

力矢「二度と僕らに近付かないでもらえるかな。また変なことしたら容赦しないから。」

『脅したところで別に何も変わらないですよ？』

力矢「それはどうかな。君の勤め先も分かってるし仕事を失くすことは簡単だ。言っちゃ悪いがこんな小さな会社がうちの会社に何しても勝てない。負けるだけだ。」

山彰「ちなみに会話は全部録音してあるから。壱馬のネタをマスコミに売ろうとしても無駄だからな。」

『……』

壱馬「女やろうと関係ない。次俺らの前に顔見せたらマジでぶっ飛ばすからな。」

力矢「手を出す相手を間違えたね。この世界で働き続けたいなら大人しくすることだ。」

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壱馬「いやー、やっぱ力矢さんと山彰さんは最高っすね」

力矢「俺は山彰が録音してることに驚いたけどね」

山彰「証拠ありゃこっちのもん。録音は当たり前っしょ。」

壱馬「やっぱサイコっすね(笑)」

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