理由 ページ35
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kazuma.
あの女がどこの会社の人かマネージャーに頼んで数日後、あの女の居場所が分かった。
そして俺は今、その女の会社の前にいる。
壱馬「すいませんね、付き合わせてしまって」
力矢「全然、気にしないで」
山彰「俺、冷静でいられるか分からんわ」
大人数で行くのも迷惑やし、メンバーに話した結果、力矢さんと山彰さんがついて来てくれた。
二人は普段あまり話に入ってこないけど、カレンのことになると他のメンバーよりもかなり怖い二人。
だからある意味この二人が来たのは妥当っちゃ妥当。
pm 18:10
山彰「そろそろ？」
壱馬「たぶん」
マネージャーの情報によると今日は一日会社にいるらしい。
定時は18時だから、そろそろ出てくるはず。
壱馬「あっ、あいつや」
あの女が出てきた。
ゆっくり近付くと女が俺たちに気付いた。
壱馬「ちょっと時間いいですか？」
『はい』
会社の前やと邪魔やから少し場所を移動した。
壱馬「なんで俺が来たか分かるよな？」
『別に私悪いと思ってやってませんから』
壱馬「性格悪いな」
『なんとでもどうぞ。で、どうなりましたか？別れましたか？』
壱馬「別れるわけないやろ、ふざけんなよ」
『ふざけてませんけど』
これまでの話した印象は普通に良い人やった。
でも、今のこいつはただのムカつく女。
開き直ってる上に自分は悪いことしてないってほざいてやがる。
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作者名：LALA
| 作成日時：2023年2月15日 21時
