次の日のメンバー ページ33
.
itsuki.
陣「しっかし、ほんまに驚いたわ」
陸「俺なんてマジで壱馬のこと殴りそうだったもん」
昨日、壱馬さんとカレンの大喧嘩を見た俺たち。
二人はあの後ちゃんと話し合って仲直りしたとその日のうちにグループLINEで連絡があって俺たちは心底安心した。
今日は早めにリハが終わったから二人は仲良く手を繋いで帰っていった。
そんな二人を見届けた後、俺たちは昨日のことを話していた。
翔吾「いやー、それにしても昨日の壱馬は怖かったなー」
昂秀「俺、ちびりそうでした」
北人「もう見てるこっちがハラハラしたし、理由知る前だったけどはあれはカレンがかわいそうだったよ」
翔吾「最後の方なんてカレンほんまにビビッてたもんなー」
山彰「あれはマジで別れるかと思ったわ」
今まで一度もケンカをしたことない二人だけに、昨日のあの大喧嘩にはマジで驚いた。
でも、俺はあることに気付いてた。
樹「でも、カレンは“別れる”なんて一言も言わなかった」
翔吾「あっ、確かに」
海青「そうやった?」
樹「うん。普通浮気されたり、あそこまでの大喧嘩するとだいたい口が先走って別れるって言うじゃん。でも、カレンはあんな状況でも、壱馬さんのことを嫌いとも別れたいとも言わなかった。」
.
155人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:LALA | 作成日時:2023年2月15日 21時