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kazuma.
壱馬「もう怒ってへんから、体起こしてくれへん？今めっちゃ抱きしめたい…」
俺がそう言うとカレンは少し考えてからゆっくり体を起こした。
俺はそんなカレンを優しく抱きしめた。
右手で背中をトントンし、左手で頭を撫でた。
すると泣き止んでいたカレンはまた静かに泣き始めた。
「っ、ごめん、また涙が、」
壱馬「ええよ、気がすむまで泣き、泣き止むまでこうしてたるから」
「別に女の人と話すのはなんとも思わないのっ。ただ、あの人が自分が知ってるかのように壱馬くんの体のことを話すのが凄く嫌だったの…」
壱馬「逆の立場やったら俺も嫌やでその気持ちは分かるよ」
しばらく抱きしめてるとカレンは泣き止んだ。
そしてゆっくりと俺の背中に腕を回した。
それはカレンが俺を許してくれた証拠。
俺は思わず涙が溢れた。
「…なんで壱馬くんが泣くの？」
壱馬「ごめん、カレンに拒絶されるのがこんなにも辛いとは思わんかったから…」
「私こそごめん、」
壱馬「なんで謝るん？カレンはなんも悪いことしてへんやん。」
「顔、叩いちゃった…綺麗な顔、傷付けた…」
壱馬「叩かれて当然やから気にせんといて。それに痣になってるわけでもないし、もう全然赤くないし、ほら。」
そう言うとカレンは俺の頬を見た。
その後、そっと俺の頬にキスをした。
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作者名：LALA
| 作成日時：2023年2月15日 21時
