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kazuma.
家に帰っても部屋の中は真っ暗。
寝室のドアが少し開いてた。
ドアを開けると真っ暗な部屋の中から鼻をすする音がした。
それはベッドの方から。
そして弱々しいカレンの声が聞こえた。
「っ、壱馬くんの、バカッ…」
壱馬「っ、」
俺はゆっくりベッドの方へ足を進め、腰を下ろし、うつ伏せで枕に顔を埋めてるカレンに話しかけた。
壱馬「カレン、」
「……」
壱馬「そのままでええから俺の話聞いてほしい」
俺はさっきメンバーに話したことをそのままカレンに話した。
壱馬「全部俺が悪い、ほんまにごめん…」
「……」
壱馬「なぁ、こっち見てくれへん？顔が見たい…」
俺がそう言うと枕に顔を埋めていたカレンはゆっくり顔をこっちに向けた。
壱馬「っ、」
ついさっきまで泣いてたであろうカレンの顔は目が真っ赤になるほどだった。
そんなカレンの顔を見て俺は初めてこんなにも胸が締め付けられた。
壱馬「そんな泣いたんやな…」
「…壱馬くん、怖い、やだ……」
壱馬「ほんまにごめん…」
確かにさっきの俺は強い口調でカレンを責めた。
冷静になって考えれば男にあんな態度とられたら怖いに決まってるよな。
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作者名：LALA
| 作成日時：2023年2月15日 21時
