Only One Girl 10 (ページ25)

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makoto.

突然のカレンさんの行動に俺たちは驚いた。

でも壱馬さんの一言で俺たちは少し焦り始めた。

壱馬「えっ、ごめん、ほんま意味分からん、なんで俺叩かれてるん」

いつもカレンさんには優しい壱馬さんの口調ではない。

明らかに怒ってる。

さっきまでの心配していたオーラはなくなり、一気に不機嫌オーラに変わった。

「女の人をタクシーで送ったなんて聞いてない」

壱馬「はっ、なんやねんそれ、そんなことしてへんわ」

「4月XX日、スタッフさんとご飯行くって。その後、酔ったスタッフさんを家まで送って行ったなんて聞いてない。」

壱馬「あー、確かに送ってたわ。でも、それ言う必要あるん？」

「家に帰って来なかった」

壱馬「慎ん家に泊まるって朝から言うてたやん」

「本当に泊まったの？」

壱馬「はっ？まさか俺が嘘ついて浮気したとでも言いたいん？」

「それは…」

壱馬「アホらし、俺がそんなことするわけないやん、そんなんカレンが一番分かってるんとちゃうん？」

「そうだけど…」

壱馬「こっちは1日働いて疲れてんのにいきなり叩かれてほんま意味分からん。ええ加減にせえや。」

翔吾「ちょっ、壱馬、そんなキツイ言い方せんでも」

最初はハッキリ言ってたカレンさんも壱馬さんが怒ってるに気付いたのと、壱馬さんの口調にだんだんと声も小さくなっていった。

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