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これからランペのリハだっていうのに私のテンションは全然上がらない。
いつもなら壱馬くんの顔を見れて嬉しいはずなのに今日だけは全然嬉しくない。
さっきのは全部、嘘。
壱馬くんの言うことしか信じない。
そう思いたいのに、あの写真に日付までピッタリ。
それに背中にあるホクロなんて間近で見ない限り絶対分からない。
そうなると壱馬くんとあの人が一夜を共にしたのは本当なんじゃないかって思えてくる。
陣「ほんなら、今日はここまでやな！」
力矢「みんなお疲れ様ー！」
リハが終わってみんなが自分の荷物のところに行く中で、私はその場から動けないでいた。
それに気付いたのは壱馬くん。
今は来て欲しくないのに壱馬くんは私のところにやって来た。
壱馬「どうしたん？リハ終わったで？」
「うん…」
どうしよう、顔見て話せない。
顔も上げず下を向いてる私に壱馬くんはもう一度問いかける。
他のメンバーの私の名前を呼ぶ声も聞こえる。
壱馬「どっか体調悪いん？やったらはよ帰って休もう？」
「違う…」
壱馬「でも、元気ないやん。ほんまにどうしたん？」
私はゆっくり顔をあげて壱馬くんの顔を見た。
それはいつもと同じ壱馬くんの顔。
私のことを心配してくれてる優しい顔。
そんな私の大好きな顔を見た瞬間、我慢していたものが切れた。
「っ、」
壱馬「えっ、どうしたん！？どっか痛いん！？」
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作者名：LALA
| 作成日時：2023年2月15日 21時
