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hokuto.
「お昼からも頑張れそうですか？」
北人「うん。カレンのお弁当のおかげ。ありがとう。」
「いえいえ！あっ、ユナちゃんからだ！行かなきゃ！」
北人「えっ、もう？」
マネージャーのユナちゃんから電話のようだ。
少し電話で話した後、カレンは立ち上がった。
俺もつられてその場に立った。
「14時から撮影なんです！」
北人「14時…えっ、あと30分じゃん！間に合うの！？」
「近くなんで大丈夫です！今日の目的は北人さんにお弁当を届けることでしたから！」
北人「なんで…」
俺がそう言うとカレンは俺の両手をそっと握った。
北人「カレン？」
「大丈夫です」
北人「えっ？」
「北人さんには私がいます、みんながついてます。北人さんのためならいつでも時間を作ります。いつでもかけつけます。自分を信じて、みんなを信じてください。北人さんならなら大丈夫です。私が保証します。」
優しい声と優しい顔。
そして握られた手から伝わるあたたかさ。
「じゃあ、私行きますね！」
お昼からの撮影は凄く順調だった。
俺の悩みもカレンの“大丈夫”で全部吹き飛んだ。
いつもよりも撮影はスムーズに進み、予定よりも1時間早く終わった。
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作者名：LALA
| 作成日時：2023年2月15日 21時
