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魔法の言葉 ページ15
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hokuto.
初めてのドラマ。
慣れない環境の中、毎日を過ごしていた。
撮影が始まって1ヶ月が経った頃だった。
急に自分に自信がなくなった。
他の出演者の人やメンバーは上手に出来てるのに俺は自分が納得いくような演技が出来なかった。
スタッフ「1時間お昼休憩になりまーす！」
みんながケータリングに向かう中、俺は一人少し離れたベンチに座った。
空を見上げ目をつぶった。
どうしてこんなにも上手くいかないんだろう。
そう思ってると誰かが隣に座った気配がした。
どうせ樹とか誰かだろう。
そう思って目を開けて横を見て驚いた。
北人「えっ！？なんで！？」
「来ちゃいました！」
なぜかカレンがいた。
「朝から愛を込めて作ったんですよ〜！」
北人「えっ、これって…」
「はい！お弁当です！北人さん、召し上がれ！」
はい！っと俺に渡したウサギ柄のバンダナにくるまれたお弁当箱。
中にはチキン南蛮が入っていた。
「北人さんが作った方が美味しいかもですけど(笑)」
北人「いただきます……ん、美味しいっ」
「よかったです！」
数分後、お弁当完食。
北人「お弁当箱洗って返すね」
「大丈夫です！」
ササッの俺の手から奪い取り自分の鞄の中にしまった。
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作者名：LALA
| 作成日時：2023年2月15日 21時
