気持ち ページ28
.
kazuma.
初めて見たのはテレビで見た週刊EXILE。
オカンが“カレンちゃんやん!”って言ったのがきっかけ。
最初は、誰やねん、って思ったけど、その子はあるオーディションを受けていた。
今、俺が受けてたオーディションのグループに入るであろう紅一点を選ぶガールズオーディション。
壱馬「オカン知ってるん?」
母「実はな、めちゃくちゃファンやねん!ニコラって雑誌のモデルさんしてて、このオーディション受けるために専属モデルは卒業したんやって!こんな可愛い娘が欲しかったわ〜!」
壱馬「息子で悪かったな」
テレビで見た第一印象は、小動物。
別にココがとか変なところはないんやけど、なんか耳とシッポが見えた。
その時はただオカンの好きな子がオーディションを受けてるだけ。
ただそれだけだった。
.
HIRO「最終候補生に選ばれた3人だ。向かって右からリナ、ナナ、カレンだ。この19人で武者修行回ってもらう。」
テレビで見てた子が目の前にいる。
全員の自己紹介をして、社交的なリナさんとナナさんは他のメンバーと話してる。
そんな中、カレンちゃんは樹、翔平、慎、翔吾のいわゆる顔見知りであろうサポメンと一緒にいた。
俺の足は自然とそっちに向かっていた。
翔平「あっ、壱馬さん!」
壱馬「よっ。カレンちゃんもこんにちは。」
「……」
壱馬「えっ、なに?」
突然、樹の後ろに隠れたカレンちゃん。
カレンちゃんの代わりに口を開いたのは翔吾だった。
.
490人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:LALA | 作成日時:2022年9月19日 11時