バレンタインデー ページ10
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『日頃の感謝を込めてもらってください!』
「あっ、ありがとうございます」
事務所に着いてスタジオに行くのに私は一体何分かかってるんだろう。
両手に抱えきれないほどのたくさんの物を持って私はスタジオに着いた。
だが、しかし、両手が塞がってる私はドアを開けれない。
こうなったらアレしかないよね。
「だーれーかー、あーけーてー!」
ちっちゃい子がお家の外から“あーそーぼー!”って言ってる感じだよね、うん、でも、これは仕方ない。
ガチャ…
北人「えっ、何それ…」
「助けてー」
健太「助けてだって!?」
陸「どうしたのっ!?」
北人さんの驚いた声と私の“助けて”が聞こえたのか一目散に走ってやって来たのは陸さんと健太さん。
とりあえずそれを持ってもらってやっと解放された私の両手!
「あー、自由だー!」
壱馬「これどうしたん?」
陸さんと健太さんがテーブルの上に置いたそれを指差して聞いてくる壱馬さん。
「“いつもお疲れ様です”とか“日頃の感謝を込めて”とかまぁその他色々ですが、たくさん貰いました。」
慎「えっ、男の俺らより貰ってるってどういうことですか?」
拓磨「待って、むしろ俺ら今日誰からも貰ってない」
陣「たっくんそれは言うたらあかん!みんな気にしてんねん!」
力矢「女の子があげる日なのに貰っちゃうカレンは凄いね」
そう、今日は一年に一度のバレンタインデー。
「いつもお世話になってるRMPG CREWの女性スタッフさんにも貰いました!でも男の人の方が割合的には多いかも。」
昂秀「あれ?俺らRMPG CREWのスタッフさんから貰ったっけ?」
龍「ううん、貰ってない」
昂秀「贔屓だ!カレンさん贔屓だ!!!」
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作者名:LALA | 作成日時:2022年9月19日 11時