翔平との話 ページ50
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「で、話って何?」
翔平「デビューしたけど、藤原とはどうするんだ?」
「…なんで翔平がそのこと知ってるの?」
翔平「藤原に聞いた」
「どうせ“なんで別れたんだ”って聞いた時に無理矢理聞き出したんでしょ」
翔平「バ、バレてるっ…」
今、目の前で私が作った昼ご飯を食べてる翔平。
だいたい翔平が私に“なんか作って!”って言う時は何かを聞きたい時。
「ていうか、なんで翔平いるの?今日出掛けるじゃなかったの?」
翔平「オフだけど出掛けないと情報が入ったから急遽予定変更ってやつだ!」
「誰情報よ」
翔平「き、企業秘密だっ!」
「どうせまこっちゃんでしょ。まこっちゃんにしか言ってないもん。」
翔平「そ、そーっすか…」
時刻は12時半。
今日はみんなオフだから、みんな自由に過ごしてる。
家にいるのは私と翔平。
あとは部屋でゲームに没頭してる昂秀。
翔平「で、藤原はどうするんだ?」
「どうするも何もねー」
翔平「他に気になる人が出来たからか?」
「なんでそうなるの?」
翔平「藤原が言ってた」
「私、いっちゃんに何も言ってないんだけど」
翔平「だろうな。“カレンとはもう戻れないかもな”なんてボソッと呟いたぐらいだから。ていうか、今の感じだと他にいるんだ。」
「別にそんなんじゃ…」
翔平「別にいいんじゃない?人の気持ちなんて変わるもんだろ?カレンが藤原よりも他の奴にトキメクのは仕方ない。藤原以上のイイ男が現れたってだけだ。」
「なんか真面目に話すからキモチワルイ」
翔平「おいっ!!!」
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作者名:LALA | 作成日時:2022年9月19日 11時