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am 7:35
朝起きると昨日右手にあったぬくもりがない。
「さすがに帰るよね…」
昨日飲んでたところ電話しちゃったし。
自分のベッドで寝たいよね。
……いなくて寂しいと思ったのは私だけの秘密。
ベッドから降りて洗面所で顔を洗ったあとリビングに行った。
「えっ…」
ソファーで今市さんが寝てる。
えっ、なんでいるの？
帰ったんじゃないの？
ゆっくり近付いて顔を覗けばスヤスヤと聞こえてくる寝息。
すっごい気持ち良さそうに寝てる。
私はソファーの下に落ちていたブランケットをかけてあげた。
それからキッチンに行って2人分の朝食を作り始めた。
·
隆二「ぉはょー、」
「わっ！ビックリしたっ！」
突然現れた今市さん。
全然起きたの気付かなかった。
隆二「そんなに驚かなくても…」
「いや、驚きますよ！全然物音しなかったし！あっ、おはようございます！」
隆二「うん、おはよう、なんで敬語なの？」
「それは先輩だし年上だからですかね」
隆二「二人の時はタメ口！“今市さん”も禁止！“隆二”って名前で呼んで？」
「えっと…」
キッチンに立っている私を後ろから抱きしめて顔を覗きこんで言ってくる今市さん。
この状況…朝から辛い…心臓に悪い…
それに寝起きの今市さんってめっちゃ甘い。
「が、頑張って敬語減らしますっ、呼び捨ては出来ないけど名前で呼びます、だから…離れてくださいっ…」
隆二「えー、なんでー？」
「朝ごはん出来たから一緒に食べたいです…」
隆二「作ってくれたのー？」
「朝だから簡単なものですけど…」
隆二「嬉しい！ありがとう！」
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作者名：LALA
| 作成日時：2021年11月2日 0時
