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隆二「ちょっ、カレンちゃん、早く服着ないと風邪ひいちゃうから、」
「……と、ぃ？」
隆二「えっ？なに？」
「私のこと嫌い？本当は好きじゃない？」
お風呂場で止めてきたはずの涙がまた溢れそうになる。
隆二「何言ってるの？」
「私は隆二くんのこと好きだよ。隆二くん、本当は色気もなくてちんちくりんなガキなんて好きじゃないんでしょ？」
隆二「…あいつに言われたの？」
「なんであの人は付き合ったその日に抱いたのに私のことは抱いてくれないの？」
隆二「……」
「本当は私のことは好きじゃないんでしょ？だから何もしないんでしょ？」
黙ったまま何も言わない隆二くん。
やっぱり私のこと好きじゃなかったんだ。
そう分かった瞬間、頑張って止めていた涙が溢れてきた。
私は隆二くんから離れて座って涙を流し続けた。
ギュッ…
隆二「何バカなこと言ってんの？好きに決まってるじゃん。」
「だ、だって…」
一度抱きしめられた体は離れた。
隆二くんは私を見ながら話した。
隆二「確かに前の彼女とはその日にしたかもしれないけど特に意味はない。カレンちゃんに触れなかったのはセクハラ社長のことがあったから。」
「やっぱり私が汚いから…」
隆二「そうじゃない。あんなことがあって怖いと思ったから。カレンちゃんのことが本当に好きで大切だから我慢してたの。」
「我慢しなくていいのに…私ずっと不安だったんだから……」
隆二「不安にさせちゃってごめんね？でもカレンちゃんのことが本当に大切だからだよ。それだけは分かってほしいな。」
「もう大丈夫だから、だから……私に触れて…」
隆二「……いいの？」
「隆二くんは嫌なの？私は隆二くんに触れたいし、もっともっと隆二くんを感じたいの。」
隆二「…本当小悪魔ちゃんなんだから…」
そう言って今度は私が隆二くんに押し倒された。
隆二「辞めてって言っても辞めないよ？」
「言わないよ？」
隆二「こんな格好で出てきて反則」
「嫌い？」
隆二「嫌いじゃない」
それから甘いキスがたくさん降ってきて私は隆二くんと初めて体を重ねた。
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作者名：LALA
| 作成日時：2021年11月2日 0時
