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「あれ、寝ちゃってる…」
静かだなーと思って見に行ったらテレビのリモコン持ったまま寝てる。
寝てるときは可愛い顔してる。
私は隆二くんをそのままにしてソファーの下に座って今朝見てた録画番組の続きを見た。
隆二「……ん、あれ…寝てた?」
「あっ、おはよう!」
隆二「あれ!外が暗い!今何時!?」
「えっと、もうすぐ19時。」
隆二「えっ!めっちゃ寝てたじゃん!起こしてよ!」
「気持ち良さそうに寝てたから。お腹空いた?あとハンバーグ焼くだけだよ?」
隆二「お腹空いた!」
「焼いてくるからちょっと待っててね!」
キッチンに戻りハンバーグを焼き始める。
「…そんなに見られても……」
隆二「あと焼くだけだから見ててもいいでしょ?」
「焦げても知らないよ?」
隆二「焦げても食べるから大丈夫!」
ハンバーグは無事に焦げることもなく完成。
「「いただきまーす!」」
さっそくハンバーグを食べる隆二くん。
ていうか一口がおっきい。
隆二「めっちゃ美味しい!」
「本当?よかったー。」
隆二「美味しくて箸が止まらない!」
「おかわりあるからね?」
隆二「やった!」
子供のように美味しそうに食べる隆二くんは可愛いなー。
こんなに喜んでもらえると作った方も嬉しい。
隆二「じゃあ、そろそろ帰るね」
「うん」
隆二「また明日会社でね!」
「あ、あの…」
隆二「ん?」
「会社では“今市さん”って呼ぶね、」
隆二「なんで?」
「だって会社では先輩だし、ほら、周りの目が…」
隆二「そんなの俺全然気にしないよ?それにうち社内恋愛禁止じゃないし堂々としようよ!」
「いいの?」
隆二「まぁ、カレンちゃんが嫌がっても俺がカレンちゃんにひっつくけどね!」
「なにそれ(笑)」
隆二「とにかく会社でも“隆二くん”ね!」
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作者名:LALA | 作成日時:2021年11月2日 0時