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登坂さんが代わりに行ってくれたのはいいけど、ずっと鳴り続ける会社携帯。
いつもは音ありだけど今日はマナーモード。
携帯が震えて画面を確認する度、無意識に首を掻いていた私を見て、目の前に座っていた亜嵐が言った。
亜嵐「…アイツ？」
「うん」
亜嵐「きもっ」
剛典「えっ！？俺キモいっ！？」
亜嵐「そうですねー！」
剛典「おい！こら！否定しろ！」
そんな2人のやりとりを見て自然と笑顔になった。
広臣「やっと笑ったな」
「えっ？」
広臣「朝からずっと辛そうな顔してたから。やっぱりカレンちゃんは笑ってる方がいいよ。」
「私だってずっと笑っていたいですよ…」
広臣「…昼、外に食べに行かない？」
「食堂じゃなくてですか？」
広臣「先週末に新しいラーメン屋さんがすぐ近くに出来たんだよ」
「行きます！」
広臣「じゃあ、あと15分だけど、ラーメンのために頑張ろうー」
「はい！」
お昼休憩まで残り15分。
ラーメンのことを考えていたらあっという間に時間が過ぎた。
？「お待たせー」
「えっ？」
もう一人来るからと会社の入口で登坂さんと待ってると、やって来たのは今市さんだった。
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作者名：LALA
| 作成日時：2021年10月30日 19時
