LOVE SMILE (ページ32)

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“何々、どうしたの？”

“なんか揉め事？”

物音と女の子の声が大きかったのかフロアにいた人たちがエレベーター前に集まってきた。

「だって、この子たちが、」

『片寄くん、その子、暴力的ー』

『私たちすれ違う度にずっと文句言われてて困ってたのー！』

「違うっ、だって…」

涼太「分かったから、何があったか話して？」

涼太は女の子たちを無視。

少しかがんで私と目線を合わせて言った。

私はさっき女の子たちが話してたことを涼太に伝えた。

「だからっ、…っ、」

涼太「大丈夫やから」

涼太は泣いてる私の頭を撫でてくれた。

『ほら、そうやってすぐ泣く！』

『泣けば解決すると思ってんの？』

涼太「お前らごちゃごちゃうっさいねん！」

涼太の怒鳴り声にその場がシーンとなった。

怒鳴った涼太を見たのはあの時以来だ…

亜嵐(あーあ、涼太怒らせちゃった)

剛典(どういうこと？)

隆二(片寄って怒るキャラじゃなくね？)

亜嵐(涼太がマジギレするなんて滅多にないから。あの子たち何言って怒らせちゃったんだろうねー)

涼太「変な噂流してたのあんたらやろ？そんなことしてるあんたらの方が最低やと思うで？それに用もないのにイチイチ営業部くんなや。あんたらのみたいな尻軽女なんて誰も相手にせんわ。」

健二郎(尻軽っ！？)

剛典(うわっ、涼太言うねー！)

涼太「二度とカレンに近付くな。で、さっさと消えてくんない？」

『っ、』

『もう、なんなのよ！』

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