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広臣「ダメって、なんで?」
「登坂さん忙しいじゃないですかっ、私ひとりで大丈夫ですからっ、」
広臣「なんでそんなに慌ててんの?」
「本当に大丈夫ですからっ、社長とは何もありませんっ、ただの仕事の付き合いです!」
直人「まぁ、カレンちゃんがそこまで言うなら…」
「もういいですか?」
直人「あっ、うん…」
広臣「直人さん」
直人「臣、もういいよ」
広臣「……」
私は会議室を出て自分の席に着いた。
亜嵐「大丈夫?」
「なにが?」
亜嵐「カレンの声、こっちまで聞こえてたよ」
私どんだけ大きな声出してたんだろう…
しばらくして登坂さんが隣に戻ってきた。
広臣「とりあえず今日は一人で行ってきていいから」
「ありがとうございます…」
私は震える自分の手を隠すのに必死だった。
涼太「カレン」
「涼太…」
涼太「ちょっといい?」
「今?」
涼太「30分後に出なきゃいけないから。話すぐ終わるから。」
「分かった…」
私は席を立って涼太に着いていった。
健二郎「前から思ってたけどあの二人ってなんか付き合ってる雰囲気あるよなー」
広臣「確かに」
岩田「あれ知らないんすか?」
亜嵐「俺言ってませんでしたっけ?あの二人、大学時代付き合ってたんですよ!」
隆二「……」
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作者名:LALA | 作成日時:2021年10月30日 19時