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直人「実は少し前から二人は付き合いるみたいな噂があってね。俺もただの噂かなーって思ったんだけど、今朝来たら、なんかその噂もだいぶ大きくなってて、枕営業してるとかまで言われててね…」
「なんで私がそんなことしないといけないんですか…」
直人「別に疑ってるわけじゃないんだよ?普段のカレンちゃんの勤務態度を見てたら絶対そんなことしないって思うし。」
「でも聞くってことは疑ってるってことですよね?」
広臣「よく社長と会ってるんだろ?」
「それは業務のことで呼ばれてるからで、」
広臣「二人で飲みに行ってるよな?同じ会社の奴に見られてるぞ。しかも一回だけじゃないだろ?」
「それは誘われて予定が空いてて…」
広臣「俺、二人っきりになるなって言ったよな?」
「すいません…」
初めに言われてた。
ORIONの社長は女癖が悪いから仕事で会社に行く以外に絶対二人っきりになるな、絶対二人で飲むなと釘を刺されていた。
直人「あと、土曜日…休日なのに会ってたよね?」
「なんで、」
直人「カレンちゃんがいたbarね、うちの社長の行きつけなんだ。たまたま社長が二人がいるのを見たって…」
どこまで見られた?
一緒にいるところだけ?
それとも肩を抱かれてたのも?
足を触られてたのも?
胸を触られてたのも?
どこまで…どこまで見られたの…?
直人「…ん、ゃん、…カレンちゃん!」
「あっ、すいませんっ…」
広臣「今日も昼から呼ばれてるんだろ?」
「はい…」
広臣「今日は俺も行く」
「ダメですっ!」
思ったよりも大きな声が出たみたいで直人部長も登坂さんも驚いていた。
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作者名:LALA | 作成日時:2021年10月30日 19時