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『カップルの方なのでペア割りで500円引きさせていただいて合計1,900円になります!』
隆二「2,000円でお願いします。」
『100円のお返しになります。ありがとうございました!』
お金を出そうとしたら私が出す暇もなくお会計が進んでいってしまった。
お店を出て財布から1,000円を出そうとしたらその手を止められた。
隆二「俺が誘ったから出さないで?」
「でも…」
隆二「男が出すときは甘えないと」
「んー……」
隆二「じゃあ、1つお願い聞いてくれる?」
「なんですか?」
隆二「また一緒にご飯行こう?」
「その時は私が払います!」
隆二「(そういう意味じゃないんだけどな)」
ハンバーガーを食べたあとはお互い時間もあるということで買い物に行くことにした。
隆二「気になるのあった?」
「あっ、終わりました?」
隆二「うん、ごめんね、結構長居しちゃって」
「大丈夫です!」
ふと入ったアクセサリーショップは今市さんの行きつけ。
店員さんとも仲良いのか話が盛り上がっていた。
その間、私は隣のお店で服を見ていた。
隆二「そのスカート買うの?」
私が手に持っていたスカートは、これからの季節にピッタリの淡いスカイブルーの膝丈のフレアスカート。
これだったら仕事でも履けるなーと思ったけど、私はそっとスカートを戻した。
隆二「買わないの?」
「いいんです!このパンツだけ買ってきます!」
私は持っていたベージュのパンツを持ってレジに向かった。
お店を出て駅に向かって歩いてると、
隆二「あっ!さっきの店に忘れ物した!先に駅で待ってて!」
「分かりました!」
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作者名:LALA | 作成日時:2021年10月30日 19時