2 ページ2
.
直人「じゃあ、臣と岩ちゃんよろしくね!」
広臣「うっす」
剛典「了解っす!」
案内された席は登坂さんの横。
登坂さんの前が岩田先輩で私の前が亜嵐。
剛典「あーあ、臣さんいいなー、俺もカレンちゃんがよかったー」
亜嵐「えっ!俺じゃ不安ですかっ!?」
剛典「やっぱ女の子の方が楽しいじゃん!」
広臣「OJTの登坂広臣です、よろしくね。分かんないことはなんでも聞いてね。」
「よろしくお願いします。」
その日の午前中は社内と営業課の説明。
午後からは挨拶周りで1日が終わった。
会社に戻ったのは定時を回った18時頃。
登坂さんと一緒にエレベーターが来るのを待ってると…
広臣「今日歓迎会19時からだって」
「場所って駅前の所ですよね?」
広臣「そうそう、たぶんみんな一緒に行くと思うけど一緒に行く?」
「はい!そうします!」
広臣「カレンちゃんってあまり笑わない子かと思ったけどちゃんと笑う子でよかった。」
「チャラい男が嫌いなんで…」
広臣「えっ、俺、チャラく見える?」
「ちょっとだけ…まぁ、岩田先輩のが見た目チャラいですけど…」
エレベーターが開くとのキャッキャッと声が聞こえた。
キャピキャピ具合からして総務とかの女の子かな?
『あっ!お疲れ様です♡』
『登坂さん今日もカッコイイですね♡』
広臣「お疲れ様、カレンちゃん行こう」
「あっ、はい」
すれ違い際に私にしか聞こえない声で言われた。
“なんで営業課に女なんて…どうせ顔でしょ…”
.
137人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:LALA | 作成日時:2021年10月30日 19時