LANTANA 6

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hiroomi.







俺たち三代目の出番は後半のほぼ最後。

それまではリラックスしたり、アップしたり、楽屋のモニターでステージの様子を見たりする。







直人「ランペ始まった！」

健二郎「よっしゃ！見るで！」







俺たちがモニターに釘付けになるのはランペとLANTANAとステージ。

みんなの目的はペアダンスを見るため。

今日もいつものように見てたはずだった。







剛典「危ない！！！」

隆二「えっ、大丈夫！？」







それは2サビに入った時だった。

バランスを崩したのかカレンが落ちそうになった。

なんとか落ちずにそのまま踊ってるけど…







ELLY「あっ、足怪我してる」

直己「本当だ、膝のところ血が出てる」

広臣「カレン……」







モニターを見てLANTANAの出番が終わった瞬間に俺たちは楽屋を出た。

ステージに向かおうとしたらLANTANAのGMが凄い勢いで走ってきた。

俺たちの前を通り過ぎて、向かった先はすぐそこにあったランペの楽屋。







GM「おい！誰だ！長谷川の衣装変えたの！！！」

『す、すいませんっ、私です！』

GM「なんで衣装変えたんだ！ダンスのこと知ってて変えたのか！？」

『知ってて変えましたっ、でも、まさか…』

GM「そのまさかを考えて選べ！あんな取れやすい金具のベルトなんて付けさせるな！」

『すいませんっ！』

GM「軽い怪我ですんだからいいけど、あのまま落ちて頭打ってたらどう責任とるんだ！」

『本当に申し訳ありませんっ！！！』





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