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hiroomi.
風呂から上がって携帯を見ると岩ちゃんからLINEがきてた。
岩ちゃん最近カレンが俺にビデオ通話するのはかまってちゃんなだけですよー!
臣さん、ゲームもいいですけど、ちゃんとかまってあげてくださいねー!
広臣「カレン」
「なに…」
さっき俺がイライラしてたし、また怒られるのかと思ってるカレンは俺の顔を見ないで布団に隠れてる。
バサッ…
広臣「…やっぱり泣いてる」
「っ……」
カレンは分かりやすい。
布団に隠れてる時は絶対泣いてるとき。
俺に隠れて泣くときはだいたい布団の中。
そっとカレンの体を起こして抱きしめた。
広臣「さっきはごめん、何も分からないカレンにイライラしてた」
「分かんないもん、ちゃんと言ってよ…」
そうだよな。
カレンって鈍感なところがあるから言わなきゃ分かんないよな。
俺はさっき思ってたことを話した。
「ごめん。でも、今日は臣くんだって悪いんだからね!」
広臣「俺?なんもしてなくない?」
「した!昨日“明日は一緒にお風呂入ろう”って言ったのにゲームしちゃうんだから…」
広臣「あっ、言ったわ。えっ、なに、そんなことで拗ねてたの?」
「拗ねてない!」
広臣「正直に言ってみ?」
「…拗ねた」
なんで俺の奥さんはこんなにも可愛いんだろう。
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作者名:LALA | 作成日時:2022年5月21日 14時