夢の国 ページ45
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「えっ、ディズニーランド？」
広臣「うん」
そう言って私の手をひいてパークの中に入って行く臣くん。
最初に入ったお店でお揃いでプーさんのファンキャップを買う。
カシャ…
「いきなり撮らないでよ」
広臣「可愛い」
少しだけアトラクションに乗って、パレードも見れた。
来たのが夕方だったからあっという間に閉園時間。
広臣「最後はあそこ行こう？」
「あそこ？」
連れてこられたのはシンデレラ城の前。
シンデレラ城をバックにして私の肩を抱いて写真を撮る臣くん。
「たくさん撮ったね」
広臣「初めてのデートだし」
付き合って半年。
ご飯に行くことはあってもどこかに行ったことはなかった。
だから、今日みたいなデートは初めて。
帰りの車の中。
心配なのか送迎をしてくれたうちのマネージャー。
「臣くん、ありがとう！すっごく楽しかった！」
広臣「良かった。次デートできるのいつか分かんないけどごめんね？」
「ううん！お仕事楽しいし、出掛けれなくても一緒にいるだけで楽しいから大丈夫！」
広臣「俺もだよ」
「あと、これもありがとう！毎日一緒に寝る！」
臣くんが買ってくれたプーさんのぬいぐるみ。
お店の中にあった一番おっきいプーさんの抱きまくら。
広臣「俺がいない時だけにしろよ」
「なんで？」
広臣「俺がいる時は俺と一緒に寝るだろ？」
「あっ、そっか。じゃあ、この子は臣くんの代わりね！」
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作者名：LALA
| 作成日時：2022年3月21日 21時
