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hiroomi.
広臣「おやすみ」
「うん、おやすみ」
ベッドに入り、部屋には間接照明の明かりだけが光る。
かれんちゃんと初めて過ごす夜。
背中を向けて寝ているかれんちゃんにそっと手を伸ばした。
「臣くん…？」
広臣「好きだよ」
下には少し怯えた目で俺を見るかれんちゃん。
上から見下ろすかれんちゃんも悪くない。
そんなことを思いながら、さっき俺があげたブレスレットが光る左手首を掴んだ。
広臣「ブレスレットって手錠って意味もあるんだって」
「そうなの？」
広臣「ずっと一緒にいてね」
「うん」
そっと顔を近付けてキスをする。
触れるだけのキスもだんだんと激しくなっていっていく。
「っ、はぁっ…」
広臣「かれん…」
気付いたときには呼び捨てで呼んでいた。
それだけ気持ちが高ぶっていた。
かれんがハタチになるまでは手を出さないって決めていた。
この間ハタチになったし付き合って4ヶ月経ったからもういいよね？
「っ……」
広臣「……」
服の中に手を入れて肌を触ったときに感じた違和感。
かれんを見れば力強く目をギュッ閉じて体はかすかに震えていた。
俺はゆっくり体を起こしてかれんを抱きしめた。
広臣「怖いなら辞めよっか。俺、待てるから大丈夫だよ。」
「少し怖いけど大丈夫…」
広臣「無理してない？」
「あのね、」
広臣「なに？」
「そ、その…は、初めてだから、どういう風にしたらいいか分からなくて……」
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作者名：LALA
| 作成日時：2022年3月21日 21時
