気持ち ページ39
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今日事務所で臣くんを見た。
スタッフさんと凄く楽しそうに話してた。
あのスタッフさんはいつも臣くんと一緒にいられるから羨ましい。
「…寂しい、」
臣くんと付き合って2ヶ月。
最後に会えたのは1週間前。
連絡は毎日じゃなくてたまにとるだけ。
「メールするぐらいいいよね？」
携帯の画面とにらめっこの私。
最後にメールしたのは2日前。
メールを打ってるとインターホンが鳴った。
「あっ、サクラちゃんいないんだった」
モニターに写ってる人を確認して驚きながらも私はオートロックを解除した。
その人はすぐにやって来て、気付けば私の部屋にいた。
広臣「急に来てごめん」
「ちょっとビックリした」
広臣「ビックリだけ？」
「え、なんで？」
広臣「嬉しいとかないの？」
「なんでそんなこと聞くの？」
広臣「連絡はいつも俺から。好きなのは俺だけ？会いたいって思うの俺だけ？」
「…なんで臣くんがそんなこと言うの。私、嫌われないようにしてたのに…」
広臣「どういうこと？」
昔、隆二くんと話してるのを聞いた。
毎日は連絡取らない、毎日会いたいとかありえない、めんどくさいことはしたくない。
そう言ってたのは臣くんじゃん。
広臣「確かにそう言ったしそう思ってた。でも今は違う。俺、かれんとは毎日連絡取りたいし、たとえ5分でも会えるなら会いたいって思う。」
「疲れない？」
広臣「全然。むしろかれんに会う方が疲れもふっ飛ぶ。」
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作者名：LALA
| 作成日時：2022年3月21日 21時
