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目を覚ませば俺の腕の中でスヤスヤと眠ってるカレン。
愛し合ったのも一緒に朝を迎えるのも久しぶり。
カレンの寝顔を見てると、なんか心が凄くあったかくて、“愛しい”という気持ちが溢れてきた。
「ん、…」
広臣「おはよ」
「おは、……どうしたの？」
広臣「えっ？」
カレンは俺の頬にそっと手を伸ばした。
「泣いてる…」
カレンに言われて初めて気付いた。
体を起こして自分の頬を触れば涙のあとがあった。
そんな俺を見てカレンも俺の隣に座り直した。
「どうしたの？なんかあった？」
広臣「いや、なんもない。ただ、カレンの寝顔見てたらすっげぇ愛しいって気持ちが溢れたぐらいで…」
「……」
広臣「照れてんじゃねーよ」
「だって、」
照れて少し顔を赤くしたカレンを抱きしめて俺の腕の中に閉じ込めた。
「今度はなにっ、」
広臣「好き」
「……」
広臣「すっげぇ好き、もうずっとそばにおいておきたいぐらい好き」
「広臣…」
少し抱きしめる力を緩めてカレンを見て言った。
広臣「これから先俺のそばにいるのはカレンであってほしい。一生ずっとそばにいて。」
「…なんかそれって、」
広臣「今はまだ言わない。そのぐらいの気持ちがあるってこと。カレン、俺と付き合ってくれる？」
「うん、お願いします」
広臣「たくさん愛してあげる」
「私も広臣にたくさん愛をあげるね」
-end-
The image of the story is HIROOMI TOSAKA song.
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作者名：LALA
| 作成日時：2022年3月14日 22時
