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しばらくどうするかロビーで話し合った結果、部屋に行くことにした。

意を決してベルを押す。

部屋のドアはすぐに開いた。

『なんの用ですか』

広臣「カレン来てませんか？」

『来てません』

広臣「中確認してもいいですか？」

『勝手にどうぞ』

男は躊躇なく俺たちを部屋の中に入れた。

部屋に入り、部屋の中を隅々探したけどカレンはいなかった。

『ほら、いないでしょ。もういいですか？』

広臣「すいません、ありがとうございました。」

部屋から出てタメ息をつく。

剛典「もう帰ったのかな？」

隆二「もしくはココには連れて来てなかったとか？」

広臣「カレンに電話してみる」

何度も続くコール音。

もう一度かけ直して、しばらくしたら繋がった。

[も、しもし…]

広臣[カレン今どこ？]

[今…外、]

広臣[このまま電話切らないで]

微かに聞こえる音に聞き覚えがあった。

俺は急いでエレベーターに戻りボタンを連打する。

隆二「ちょっと臣！どうしたの！？」

広臣「たぶん地下駐車場にいる」

剛典「地下駐車場ってココの？」

広臣「あぁ、この間聞こえた音と同じ音が聞こえた。」

エレベーターに乗り、B1のボタンを押す。

エレベーターから降りて向かったのはあの時カレンがいた非常階段の前。

あの時の同じようにそこにはカレンの姿があった。

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