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kazuma.
壱馬「えっ!姉ちゃん!?」
「壱馬、久しぶり!」
家に帰ると玄関には見慣れないパンプスがあった。
母さんの友達にしては靴の趣味若くないか?と思いつつ、リビングに行くと、そこには1年ぶりに会う大好きな姉ちゃんがいた。
壱馬「急にどうしたの?なんで来るって連絡くれなかったの?」
「ふふ、驚かせようかと思って!」
ママ「旦那さんが東京に転勤になったんだって」
壱馬「マジっ!?じゃあ、いつでも会えるじゃん!」
自分でも分かってるけど俺はかなりのシスコン。
5個上の姉ちゃんが大好きでたまんない。
そんな姉ちゃんは大学卒業と同時に結婚した。
かなーりショックだったけど、相手の人は年上で経済力もあってしっかりしてる。
なにより姉ちゃんのこと想ってるのが伝わったから俺は祝福した。
ママ「そうそう、あんたのとこって求人募集とかしてないの?」
壱馬「えっ、まさか母さん働くの?」
ママ「んなわけないでしょ。カレンが働くのよ。」
壱馬「なんで?旦那さんから働くなって言われてるんでしょ?」
「これから出張多くて家にいること少ないから、働いていいよって言われたの!」
ママ「あんたんのとこお給料もよさそうだしセキュリティもしっかりしてるし最高じゃない!」
壱馬「ちょっと分かんないから明日事務所行ったら聞いてみるよ!」
「ありがとう!」
なんで姉ちゃんが東京に来たのか。
なんで母さんが働く先をLDHにこだわったのか。
この時もう少ししっかり理由を聞いておけばあとで後悔することもなかったのかな。
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作者名:LALA | 作成日時:2022年3月14日 22時