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仕事終わりにやって来たのは俺たちがよく行く個室居酒屋。
俺たちが店に着いて少ししてからカレンがやって来た。
剛典「カレンちゃん、ここ座りな?」
「あっ、はい」
カレンが座ったのは岩ちゃんと隆二の間。
そして俺の目の前。
ドリンクが届いて乾杯をしてご飯も食べてお腹が満たされた頃に直人さんが話を切り出した。
直人「今日は真面目な話というか気になってること色々聞くね?」
「はい…」
直人「壱馬とは姉弟?」
「はい、そうです」
直人「隠してた理由は?」
「それは壱馬が超シスコンだからです」
三代目「「…はい?」」
カレンの言葉に間抜けな声と間抜けな顔が7個。
「私は隠すつもりないんですけど、壱馬は私を誰にも紹介したくないみたいで、それで黙ってました」
健二郎「なんか分かる気ぃするわ」
直己「壱馬が超シスコンとは意外だな」
直人「壱馬とのことは分かった。次は臣のこと。」
「……」
広臣「特別な関係ってことは言ってある。あとはカレンに許可とってからじゃないと話せないと思ったから話してない。」
「そう…」
直人「二人は付き合ってるってことでいいんだよね?」
「付き合ってません」
剛典「どういうこと?」
「……私の今の名前は立花カレン。大学卒業後に結婚していて既婚者です。」
ELLY「ていうことは…」
隆二「臣との関係って…」
「不倫です。」
そう言った瞬間、部屋の空気が一気に重くなった。
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作者名:LALA | 作成日時:2022年3月14日 22時