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kazuma.

パーティーが終わって車に乗るため、みんなで地下駐車場に向かった。

すぐに非常階段の所に座り込んでる姉ちゃんに気付いた。

壱馬「姉ちゃん！！！」

北人「えっ！？姉ちゃん！？」

咄嗟に出た“姉ちゃん”という言葉。

メンバーがなんか言ってるけどそんなの今はどうだっていい。

姉ちゃんの元へ行けば力なく座り込んでて目から涙が溢れていた。

左頬はかすかに赤く腫れていた。

そして姉ちゃんの口から出たのは“ダイスケ”という言葉。

それは姉ちゃんの旦那の名前だ。

ママ「カレン！」

「お母さん……」

家に帰れば母さんが凄い勢いでは玄関にやって来た。

姉ちゃんの肩を掴んで赤く腫れた頬を見て言った。

ママ「他には！？顔だけ！？」

「うん、今日は顔だけ…」

壱馬「……どういうこと？」

今の流れ、絶対母さんは何か知ってる。

そしてきっと知らないのは俺だけ。

ママ「カレン、もう隠せないわ。壱馬に話すわよ？」

「うん…」

リビングに行き、ソファーに座ったあと、母さんが言った一言に俺は言葉が出なかった。

ママ「カレンね、結婚してからずっとダイスケさんにDVされてたの」

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