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夜になり、俺はまだカレンの家にいた。
単純に心配だから。
ソファーに座ってテレビを見てると、ゆっくりとした足取りでリビングに来たカレン。
熱を測ると37.7度。
鮫岡「少し下がったな。まだゆっくりしてろよ。」
「…帰る？」
鮫岡「どうしてほしい？」
「…帰らないで……」
鮫岡「飯、食うか」
俺はカレンの頭を撫でて夜ご飯のお粥を作り始めた。
昼よりもしっかり食べれたカレン。
ベッドに戻り俺は話し相手になる。
鮫岡「昨日あんだけ俺に風邪ひくなって言ったくせに。俺が帰った後、風呂入った？」
「入ったよ。でも、昔から雨に濡れると絶対風邪ひいて熱だすの。」
鮫岡「なんで先に言わねぇんだよ」
そういえば、前も俺に傘貸してくれた時、熱だしてたっけ。
確かあの時は高城が看病したんだよな。
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鮫岡「起きてたのかよ」
「なんか目、覚めちゃった」
鮫岡「まだ熱あんだからさっさと寝ろ」
風呂から出て寝室に戻ればまだ起きてたカレン。
まぁ、しっかり布団かけて寝てるからよしとするか。
俺が来たら少しズレて、ベッドを叩き、ココで寝ろって無言の圧。
鮫岡「風邪うつるし、布団敷いて下で寝る」
「私が看病する」
鮫岡「…はぁ……」
仕方なく同じベッドで寝ることに。
ベッド入ると満足そうなカレン。
鮫岡「やっぱ弱ってる時って人間素直なんだな」
「そう？」
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作者名：LALA
| 作成日時：2023年3月15日 22時
