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鮫岡「なんでかばったんだよ」
「だって、鮫岡くんが刺されるの嫌だったし、」
鮫岡「俺はお前が刺される方が嫌なんだよ」
「なんか、ごめん…」
鮫岡「二度とあんなことすんなよ」
「分かった…」
ケガもしてるし、寄り道せず家に帰るか。
「あっ…」
鮫岡「雨か、走るぞ」
カレンの家までもう少しという時に雨が降ってきた。
鮫岡「つめてー」
「はい！タオル！シャワー浴びてって！」
鮫岡「いいよ、帰るだけだし」
カレンの家に着いた頃には結構雨が降ってて、普通にびしょ濡れ。
そして風邪ひくからシャワー浴びてけって言うカレンと帰るだけだからと断る俺。
鮫岡「しつこい女は嫌われるぞー」
「…元々しつこい女だもん」
えっ、なんで急にテンション下がってんの。
意味分かんねぇ。
鮫岡「…明日、どこ行きたい？」
「別にどこでもいい」
鮫岡「あっ、そっ。じゃあ、俺帰るから。」
借りたタオルをカレンに返し俺はカレンの家を出た。
雨が降る中、歩き出した瞬間、雨が当たらなくなった。
ふと上を見ると傘。
振り返るとカレンがいた。
「か、風邪、ひくから」
俺に無理矢理傘を渡しカレンは走ってアパートに戻って行った。
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作者名：LALA
| 作成日時：2023年3月15日 22時
