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高城との関係は分かった。
でも、俺はあることに気付いた。
高城って幼なじみだよな？
幼なじみ……
鮫岡「幼なじみと同じベッドで寝るって言ってなかったっけ？」
「あー、うん。司とは昔から一緒だから付き合う前も別れた後もあまり抵抗がないっていうか…」
鮫岡「熱だして寝込んだ時、ずっと看病してたんだっけ？」
「うん。それも昔から。いつも治るまでそばにいてくれたんだ。だから、この前も。」
そうだとは思ったけど改めて聞くとやっぱりムカつく。
別にあの時は俺たち付き合ってなかったけど、なんか今聞くとすっげぇムカつく。
「さ、鮫岡くん、な、なんか顔がこ、怖いんだけど…」
鮫岡「なんかムカつく」
「えっ、」
鮫岡「今は俺の女だろ。次から熱だした時は俺を呼べ。分かったか？」
「うんっ！」
鮫岡「なんでそんな嬉しそうな顔してんだよ」
「なんか嬉しくて！私、鮫岡くんの彼女なんだなーって！」
鮫岡「あいつのことも分かったし俺帰るわ」
玄関まで送ってくれたカレン。
鮫岡「じゃあ、また」
「うん！明日も学校行くね！」
鮫岡「俺がそっち行く」
「ん？」
鮫岡「暇だから。俺がそっちの学校に迎えに行く。」
俺がそう言うと、子供が欲しかったおもちゃもらった時みたいに、パァッと顔が明るくなった。
「楽しみにしてるね！友達にも会って！」
鮫岡「俺はいいけど友達俺見て驚かねぇ？」
「大丈夫！楓士雄に、あっ、鬼邪高の花岡楓士雄、分かる？」
鮫岡「あぁ」
「その子、楓士雄ぶん殴るぐらいだから！」
そう聞いた瞬間、一瞬であのカフェに来てたあの声がデカイ女を思い出した。
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作者名：LALA
| 作成日時：2023年3月15日 22時
