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鮫岡「…連絡先知らねぇ」
明日のバイトの時間を聞こうとスマホを触った時に連絡先を交換してないことに気付いた。
そういえば自己紹介もさっき改めてしたばっかだしな。
別に明日でもいいけど、なんかあいつ危なっかしいからなー。
そう思い俺は連絡先を聞くため来た道を戻った。
まだアパートの近くだったから家にはすぐ着いた。
鮫岡「……」
階段を登って3階に着いた時に感じた違和感。
閉めたのを確認したはずなのに、なぜかうっすら開いてるあいつの家の玄関のドア。
歩くスピードが上がり俺はなんのためらいもなく玄関のドアを開けた。
そして聞こえる物音はすぐ近くの部屋。
ドアが開いたままで中を覗くとベッドの上で男に襲われてるカレンを見つけた。
俺は男の首根っこを掴み思いっきり後ろに放り投げた。
鮫岡「……またお前かよ」
『チッ、なんでお前が、』
鮫岡「こいつの彼氏だからな。お前マジで許さねぇ。」
ぶっ殺したいところだけど、これは警察の問題だ。
俺は警察に電話し、男が逃げられようにロープで縛り警察が来るのを待った。
その間にカレンの口からガムテープを剥がし、拘束されていた紐もほどいた。
鮫岡「もう大丈夫だからな」
「う、んっ……」
安心したのかカレンは俺の服を掴み泣き出した。
掴む手が震えていて俺はそっとその手に自分の手を重ねた。
しばらくすると警察官が来て、男は逮捕された。
鮫岡「荷物まとめろ」
「えっ？」
鮫岡「しばらく俺ん家に住め」
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作者名：LALA
| 作成日時：2023年3月15日 22時
