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3ヶ月後…
壱馬「あっ、佐々木さんやん」
視線の先にはAのマネージャーの佐々木さんがいた。
キャリーケース持ってるけどどっか行くのかな。
壱馬「お疲れ様です」
佐々木「おっ!お疲れ!」
壱馬「どっか行くんですか?」
佐々木「逆!逆!帰って来たんだよ!まぁ、またしばらくしたら戻るけどな!」
壱馬「戻るってどこにですか?」
佐々木「アメリカだけど?」
慎「…Aも一緒ですか?」
佐々木「そうだけど…あれ?聞いてなかった?」
何も知らない。
電話した時に、日本にいないとは言ってたけどどこにいるかまで言ってなかったし聞かなかった。
それに活動休止のこと知ったのもニュースで初めて知ったし。
佐々木「…今日仕事は?」
壱馬「もう終わりっす」
佐々木「これからHIROさんの所に行くからそうだな…20時に居酒屋天宮でいいか?」
壱馬「大丈夫です」
佐々木「俺の名前で予約しとくから先に着いたら適当に頼んで待ってて」
壱馬「分かりました」
それだけ言って佐々木さんはキャリーケースを転がしながら歩いて行った。
壱馬「アメリカやと」
慎「そうみたいっすね」
壱馬「まぁ、喉の病気っていうてたし、医療の最先端がアメリカやったんやろうな」
慎「そうっすね」
壱馬「……」
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作者名:LALA | 作成日時:2023年8月26日 18時