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壱馬「俺らもそろそろ寝るか」
慎「そうですね」
am 1:57
今リビングいるのは俺と壱馬さん、陸さん、翔吾さん、陣さんだけ。
壱馬さんと一緒に部屋に戻ろうとしたら、俺のスマホが鳴った。
慎「…Aからだ」
壱馬「ココで待っとるで廊下で電話してき?」
慎「すいません」
俺は廊下に出て通話ボタンを押した。
慎[もしもし?]
[あっ!慎!あけおめ!起きてた?]
慎[あけおめ、今から寝るところ]
去年も年明けすぐに電話が来たっけ。
[初日の出見に行こう?]
慎[さっきまで仕事だったんだからゆっくり寝ろよ]
[来年は慎がデビューしてるし、私も何してるか分かんないから行こうよー]
慎[…いつもの所な]
電話を終えリビングに戻った。
慎「…初日の出、見てきます」
壱馬「毎年恒例やな」
慎「そうっすね…」
初日の出を見に行くようになったのは中学生になった頃からだから、今年で6年目か。
距離を置いてるとかいいながら、こういう誘いは断らない。
本当は会って話したい。
だから、俺の気持ちと行動は矛盾してる。
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作者名:LALA | 作成日時:2023年8月26日 18時