30 ページ30
.
「おはようー」
慎「…おはよ、」
昨日酔っぱらいAに“好きだよー”と言われた。
酔っぱらいって分かってるのにそれが気になってあの後、全然寝れなかった。
結局眠りについたのは4時過ぎ。
起きたのは9時過ぎ。
まだ眠いし休みだから寝ようと思ったけど、俺が今いるのA家じゃんって思って起きた。
「眠そうだね、まだ寝ててもよかったのに。」
慎「うん、そうなんだけど、うん…」
「何それ(笑)」
慎「そういえば、昨日お酒飲んだけどちゃんと覚えてる?」
「普通に美味しくて眠くて寝た!」
慎「どうやって寝室まで行ったか覚えてる?」
「……覚えてないかも、」
慎「俺が運んだの。Aお酒弱そうだからあまり外で飲むなよ。絶対変な男に引っかかる。」
「運んでくれたの!?ありがとう。ていうか、重かったでしょ?」
慎「全然。トレーニングでもっと重いもの持ってるし。」
「ふーん、しっかり鍛えてるんだね。」
慎「当たり前じゃん。」
ていうか、この話の流れ、絶対覚えてないやつだ。
覚えてないのに“どういう意味?”って聞くのもおかしいから俺だけの中にとどめておくか。
.
121人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:LALA | 作成日時:2023年8月26日 18時