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「ねぇ、なんでココにいるの?実家帰らないの?」
慎「昨日までいた。」
いつも正月休みは実家でのんびり過ごす。
でも今年は1日と2日だけ実家で過ごして、3日の朝にこっちに戻って来た。
で、昼過ぎにアポなしでAの家にやって来た。
「ていうか、なんか荷物多くない?なんでバックパック?」
慎「俺、7日まで休みなんだ。」
「ふーん、で?」
慎「泊まらせてね。」
「はい?」
慎「聞きたいこと知りたいことたくさんあるんだよ。あと2年分の話をするなら泊まらないと無理だろ。」
「いやいや、別にこれから徐々にでよくない?なんか重い彼氏みたい。」
慎「重いの嫌い?」
「いや、重い男に出会ったことないから分かんないし。」
慎「ていうか、しっかり家具揃ってるよね。」
「話をそらすな!」
この間はタクシーで送っただけだから、マンションの外観しか見てない。
外観を見て言えるのは俺が住んでるマンションより絶対家賃が高いってこと。
そして、Aが帰国したのは12月31日の夜。
それなのに住む所はあるし、家具は揃ってるし。
慎「いつ帰国すること決まったの?」
「元々2年で帰ってくる予定だったから。」
慎「…いつから部屋とか準備してたの?」
「正式に帰国する日程が決まったのが10月。部屋が決まったのは11月中旬だったかな?家具とかは自分で欲しいの買って、親が引っ越しの立ち会いや家具の引き取りしてくれた。だから、食料品や日用品があるのも親が用意してくれたから。まぁ、親の趣味や好みの物が結構あるけど(笑)」
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作者名:LALA | 作成日時:2023年8月26日 18時