17 ページ17
.
壱馬「お疲れ様です」
佐々木「お疲れ!」
慎「今回は身軽ですね」
佐々木「トンボ返りだからさ!」
壱馬「えっ!?マジっすか!?」
佐々木「マジ。夜の便でアメリカに戻るよ。」
慎「まさかAの体調が良くないとか…?」
佐々木「全然、楽しく音楽活動してるよ(笑)」
慎「なら良かったです…」
楽しく音楽してるならそれでいい。
元気ならそれでいい。
俺は早くAに会いたい。
佐々木「あのさ、すっごい今更なこと聞いてもいい?」
慎「なんですか?」
佐々木「慎ってさ、Aのこと好きだよね?」
慎「……えっ?」
佐々木「えっ?違った?」
慎「えっと、」
壱馬「正直に言ったらええやん」
慎「えー、は、はい、好きですね」
佐々木「やっぱり?分かってはいたけど本人からは聞いてないから100%合ってるか不安だったんだよなー。」
俺の気持ちを聞いてなぜか嬉しそうな佐々木さん。
慎「えっと、でも、マネージャーとしては反対なの分かってるんで。今すぐどうしたいとかそういうの別にないんで。」
佐々木「いや、俺は賛成だけど?」
慎「…えっ?」
壱馬「慎さっきから戸惑いすぎやで(笑)」
慎「いや、だって、戸惑いますよ」
佐々木「慎のことは昔から知ってるし慎なら全然OK。Aも慎には心開いてるし……あっ、ごめん、今はそうでもないや。」
慎「天国から地獄に突き落とされた気分なんですけど」
佐々木「ごめん、ごめん(笑)」
.
121人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:LALA | 作成日時:2023年8月26日 18時