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あの日以来Aからの返事はない。
Aがアメリカに行ってる間に俺たちはデビューしてたくさんの曲を出してホールツアーも回った。
そして世界に行くという目標に一歩近付いた。
韓国で音楽祭に出演した。
俺たちは全速力で駆け抜け、来年には初のアリーナツアーも決定した。
慎「本当にすぐ追い付いて追い越してる…」
壱馬「えっ？」
慎「Aがアメリカに行く前に俺はすぐ自分に追い付いて追い越すって言ったんです。」
壱馬「まぁ、追い付いたかもな。でも、俺らはまだみんなが羨むような立派な賞は獲ってへんやん。」
慎「でも韓国で…」
壱馬「あー、それやったら先に世界っていうか海外行ったから、その点では追い越してるかもな。」
Aがいない間にたくさんの曲を出した。
Aに渡すCDがどんどん増えていく。
いつになったら渡せるんだろう。
いつになったら戻ってくるんだろう。
いつになったら会えるんだろう。
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壱馬「あっ、佐々木さんや」
慎「佐々木さん見ると3ヶ月経ったんだなーって思います」
壱馬「確かに」
3ヶ月に1度日本に帰国してHIROさんにAの状況を報告してる佐々木さん。
でも今回は前回と違う。
いつもはキャリーケースを転がして歩いてるけど、今日はバックパックスタイル。
身軽だ。
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作者名：LALA
| 作成日時：2023年8月26日 18時
