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流星「腕怪我したのは電柱にぶつけたからだよ」
玲於「電柱って、どういうこと？」
流星「この先は自分で聞いて」
なんで怪我した本当の理由を言わないの？
なんで隠してるの？
全然意味分かんない。
流星「あの日カレンちゃんのこと見てたからなんで怪我したか本当の理由知ってるよ。カレンちゃんも信じたくなかったけどそれが事実だって知って悩んでて何度も玲於に話そうとしたって言ってたよ。」
玲於「……」
流星「玲於、最近本当にカレンちゃんと話できてる？」
玲於「…できてないかも…」
星「玲於、花が枯れてくのと一緒で人の心も枯れていくんだよ。しっかり見てあげないと枯れて落ちちゃうよ。」
流星とのご飯を早めに切り上げて家に帰った。
玄関を開けると目に入ったのは少し枯れはじめている花。
毎日しっかり見て定期的に変えている花。
それが今は悲しい状態になってる。
玲於「ただいま」
「おかえり！」
いつもと変わらない日常。
いつもと変わらないカレンの格好。
俺が帰ってきたらパソコンを閉じて資料を鞄にしまった。
鞄をハイチェアに置き、“お茶入れるね”とキッチン
へ向かうカレンの腕を掴んだ。
玲於「流星とどういう関係？なんで知り合いだってこと俺に黙ってたの？なんで俺に黙って2人でご飯行ったの？」
本当はこんな嫌みっぽく言いたいわけじゃない。
もっと優しく“知り合いだったの？”って聞きたかった。
でも、最近忙しくて疲れててイライラすることが多かった。
だから今もついこんな強い口調になってる。
流星とのこと言わなかったのにもイラついたし、何より俺じゃなくて流星に悩み相談してたのが気に入らなかった。
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作者名：LALA
| 作成日時：2022年3月9日 23時
